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「日医は選挙結果を真摯に受け止め、反省すべき」◆Vol.14

スペシャル企画 2009年9月11日 (金)  聞き手・橋本佳子(m3.com編集長)

自民党支持の中心の医師会にあって、茨城県医師会と並んで、いち早く民主党支持を打ち出したのが諫早医師会執行部。結果的に県医師連盟諫早支部としては自主投票だったものの、同医師会がある長崎2区では、自民党の現職、久間章生・元防衛大臣を破って民主党新人で、薬害肝炎九州訴訟原告団代表の福田衣里子氏が当選した。 諫早医師会長の高原晶氏は、今回の選挙結果を受け、「日本医師会は、政権与党を支持すると言っていたが、政権交代後はどうするのか」と疑問を投げかける。「今こそ、医師会・医師連盟はそのあり方を再考すべき」と語る高原氏に、民主党支持に至る経緯などを聞いた(2009年9月10日にインタビュー)。 「日医が変わらなくても、郡市医師会が活動して、世間に訴えていくことは十分に可能」と語る、高原晶氏。 ――福田氏が当選しましたが、久間氏との差は予想以上だったとお聞きしています。 福田氏と久間氏の得票差は約1万4000票でしたので、仮に当医師会の得票数約2500票(参議院議員比例での得票数から推定)がすべて自民党に流れても、逆転はなかったでしょう。今、日本医師会をはじめ、各医師会がすべきことは、今回の選挙結果を...