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「80大学の総意」として全国医学部長病院長会議が要望◆Vol.15

スペシャル企画 2009年9月11日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

記者会見に臨む全国医学部長病院長会議会長の小川彰氏。 全国医学部長病院長会議は9月11日、記者会見を開き、「今後の医学教育・医学研究・医療政策に関する要望」を新政権誕生後に提出、同会議の姿勢を説明していくことを明らにした。 この要望は、医学教育の質の担保のための予算措置、卒後臨床研修制度の抜本的見直しなど、計9項目から成る。会長の小川彰氏(岩手医科大学学長)は、「要望は、全国医学部長病院長会議がこれまで取り組んできた活動をまとめたもの。教育・臨床・研究、つまり9項目は相互に関連しているので、いずれかのみを取り上げて実施すると、かえって医療に悪い影響を及ぼしかねない。全部等しくやっていただきたい」と述べた。 提出先は、厚生労働大臣、文部科学大臣のほか、新政権の政策立案の要とされる基本政権閣僚委員会、連立与党3党などを予定している。「過去の政権にもその都度、要望してきたが、医学教育の充実をはじめ、実現していないものが多い。今度の新政権に対しても、全国民の命を預かる医師を養成する立場として、医学教育等の充実を重要政策として捉えてもらうよう、80大学の総意として要望していく」(小川氏)。 【要...