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「“予診のみの場合は無料”に日医は同意していない」

レポート 2009年10月7日 (水)  村山みのり(m3.com編集部)

日本医師会常任理事・飯沼雅朗氏は、10月7日の定例記者会見において、10月2日に厚生労働省が開催した新型インフルエンザ対策担当課長会議で、「新型インフルエンザワクチンについて予診のみを行い、ワクチン接種は行わないと判断した場合、接種希望者からの費用徴収はできないことについて、日医に説明し、了解を得た」との説明があったことについて、「そのような相談は受けておらず、同意もしていない。事実と異なる発言がなされたことについて、厚労省へ異議を申し立てた」と述べた。 なお、ワクチン優先接種の対象となる基礎疾患を持つ患者に対し、ワクチン接種をかかりつけ医療機関以外で受ける場合には、かかりつけ医が発行する基礎疾患を有する旨の証明書についても特段の手数料等は支払われないこととなっている。この点については、「患者の住所・氏名等を記載したものに丸印を付け、医療機関の印を押す程度で特段の手間もかからないため、無料で行うことに同意した」と説明した。 さらに、2日の担当課長会議では、都道府県担当者が、「医療機関との契約手続きが遅れている。接種開始が遅れてもいいか」と質問し、厚労省が「既に医師会には説明している。ス...