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「日医執行部は退陣するつもりはないのか」、臨時代議員会

レポート 2009年10月26日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会臨時代議員会が10月25日に開催され、「日医執行部は退陣するつもりはないのか」「続投するなら来年の会長選挙では会員全員の審判を受けるつもりはあるのか」など、責任を問う声が相次いだ。日医会長選挙は代議員制を採用していることなどから、より広く一般会員・勤務医会員の意見を反映させるために組織改革を求める意見も出た。 先の衆議院議員選挙で日本医師連盟が支持した自民党が惨敗、日医と政府や与党との関係が大きく変化した。その象徴が、中医協(中央社会保険医療協議会)の委員から日医委員が外される可能性が強くなっていることだ。こうした情勢下で開かれた臨時代議員会の議論も、日医執行部の責任問題に加え、今後いかに政策決定にかかわっていくか、さらには日医の今後の組織のあり方が中心となった。 現行の日医執行部支持派と反対派に分かれた展開になったが、会場の代議員の「拍手」の数自体は、日医執行部支持の方が多かった。日医会長の唐沢祥人氏は、続投の意思について、「私が医師会活動に携わって以来、持ち続けているテーマが、『医の本道』だ。患者の診療も、また医師会活動も『医の本道』。いろいろなものを積み重ねてきたが、ど...