1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 100%充足は13大学に増加、2009年度マッチング

100%充足は13大学に増加、2009年度マッチング

レポート 2009年11月2日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

医師臨床研修マッチング協議会が10月28日に公表した、2009年度の最終結果を大学病院本院に見ると(概要は『「大学離れ」はいまだ続く、2009年度マッチング』を参照)、東京大学、東京医科歯科大学をはじめ、79大学中、計13大学が定員充足率100%となった。定員充足率別とは、各大学の募集定員に対するマッチ者数(その大学に研修先が決まった数)の割合で、昨年度の計10大学よりも増加(「東大など10大学が100%充足、2008年度マッチング」を参照)。 以下、90%台19大学(2008年度9大学)、80%台15大学(同13大学)、70%台5大学(8大学)、60%台11大学(11大学)、50%台5大学(14大学)、50%未満11大学(14大学)となっている。 総じて昨年よりも、定員充足率が総じて高くなったのは、(1)大学病院への希望者数がわずかだが増加(大学病院で研修する人の割合は2008年度の49.1%から2009年度49.7%に増加)、(2)定員を減らした大学が多い、などの理由が挙げられる。例えば定員充足率100%の13大学のうち、定員の減少は7大学(最低1人から最大25人)、増加1大学、不...