「地域医療再生基金」はすべて停止したかった◆Vol.3
スペシャル企画
2009年11月9日 (月)
橋本佳子(m3.com編集長)
【フロアとの質疑応答】 質問1(久保隆彦氏・国立成育医療センター産科):新型インフルエンザのワクチンの国内生産2700万人分は、今年度内ということですが、2月、3月になり、ワクチンを接種するのはナンセンス。今の時期が一番大切だと思う。輸入ワクチンの接種を今やっていくことは不可能なのでしょうか(輸入ワクチンは年末になる見込み)。 足立政務官:不可能です。まず国産については、順次にしか出荷ができない。出荷量はどんどん増えていく。これが1点。それから「日本のワクチン接種は遅い」と言われておりますが、世界的に見てもかなり早い、5、6番目ぐらいですね。ワクチンは当然、病原を特定して、それから培養して、承認して打ち始める。4カ月はかかります。だから今、世界ほぼ同時です。 輸入の件に関して申し上げますと、これはカナダ、ドイツ、フランス、イギリスで承認されなければ、日本で特例承認が降りないわけです。そのための法律が今、国会に提出されていて、審議が終わらないとできない。ということですから、今、どんどん増やしてワクチン接種をしろということは不可能です。 質問2(長尾和宏氏・長尾長尾クリニック、兵庫県尼崎市...
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