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日本医師会は戦略の大転換を迫られている◆Vol.6

スペシャル企画 2009年11月10日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

「日本医師会三分の計」を主張する、虎の門病院泌尿器科部長の小松秀樹氏〔撮影:和田豊郁(久留米大学病院)〕 「日本医師会は戦略の大転換を迫られている。影響力などの低下で恐怖感がなくなったため、郡市医師会、末端会員、勤務医が自由に発言し、内部分裂が始まっている。日本医師会『三分の計』で、開業医、勤務医、それぞれの利益を代弁する団体、そして最も重要な公益のための医師の団体の三つに分けることが必要」 虎の門病院(東京都港区)泌尿器科部長の小松秀樹氏は、11月8日に開催された「公益法人改革」のセッションで、日本医師会の『三分の計』の持論を展開した。 小松氏は、「公益社団法人日本医師会設立に向けて」(小松の個人的メモ)というA4判2ページの資料を配布(PDF:60KB)。最重要視する「公益のための医師の団体」に関して、(1)組織の形態、(2)地方組織との関係、(3)政治的主張の制限、(4)情報収集と配信、(5)医療の質向上の努力、(6)医師の適性審査(能力と行動の問題を扱う)、(7)医師の処分、(8)医師の結集、についての議論を求めている。 実態および法的に変革迫られる日医 小松氏が、「日本医師会...