1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 日医の「無血開城」の案内役になる◆Vol.7

日医の「無血開城」の案内役になる◆Vol.7

スペシャル企画 2009年11月10日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

「公益法人改革」のセッションでは、虎の門病院泌尿器科部長の小松秀樹氏、諫早医師会の満岡渉氏のほか(「日本医師会は戦略の大転換を迫られている」を参照)、シンポジストとして大谷貴子・全国骨髄バンク推進連絡協議会会長、境田正樹・弁護士が発言。橋本岳・自民党前衆議院議員、福田衣里子・民主党衆議院議員も出席した。 一連の発言を受け、橋本氏は、次のように述べた。「医療が公的な活動をするためには、医療界を代表する立場がやはり必要になるだろう。“医療事故調”のときは、日医の代表とそれ以外の団体が別のことを言ったり、国会質疑では、厚労省と警察庁の見解が異なり、困ったことがある。医療界のガバナンスに基づいた組織が必要。同時に日本全体のガバナンスの中で、医療をどう位置づけるか、社会とどうかかわりを持っていくかを議論していく必要がある」。 ディスカッションでは、内田健夫・日本医師会常任理事がフロアから発言。 「『日医の中に、分裂的な医師がいる』というのは、私のことではと思いながら、聞いていた。専門家集団としての医師会が、ガバナンスを持つことは必要。ただ、小松氏は勤務医と開業医の対立軸に言及したが、これは違うの...