医療主要6分野、「予算削減」「要求見送り」「見直し」へ◆Vol.9
レポート
2009年11月13日 (金)
橋本佳子(m3.com編集長)
行政刷新会議ワーキングチームによる「事業仕分け」が11月11日からスタートした。1日目と2日目に厚生労働省関係の医療主要分野が集中して議論され、「診療報酬の配分」ついては勤務医と開業医の収入格差が問題視され見直しの必要性が指摘されたほか、「医師確保、救急・周産期医療対策の補助金等」では来年度予算は半額とされるなど総じて厳しい内容となった(詳細な結果は下記を参照)。 今後、ワーキングチームによる事業仕分けは11月末まで行われ、結果を行政刷新会議に報告、それを踏まえて12月の来年度予算編成が進められる。ワーキングチームの結論は拘束力を持つものではないが、厳しい予算編成になるのは必至だ。 1時間で議論し結論出すスピーディーさ この「事業仕分け」は、全省庁の事業が対象。厚労省関係では、約50事業が対象となった。仕分け作業は3つのワーキンググループに分けて実施され、厚労省は第2グループ。担当の...
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