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ワクチン接種への要望書を政務三役へ提出:日医

レポート 2009年11月16日 (月)  村山みのり(m3.com編集部)

日本医師会は11月11日、厚生労働省政務三役に対し、新型インフルエンザワクチン接種に関する要望書を提出した。「費用負担や接種回数など国の方針が二転三転する中、供給の過剰な統制と相まって、地域医療の混乱は極まっている」として、適切なワクチン接種体制の確保、受託医療機関の過剰な負担解消を求めたもの。 要望内容は季節性インフルエンザワクチンの供給・必要量の緊急輸入の実施、地域の実情を考慮した新型インフルエンザワクチン接種の可及的速やかな前倒し実施(幼児・小学校低学年)、未接種の医療従事者分の新型インフルエンザワクチン確保、診療所を中心とした1mLバイアルの納入など受託医療機関の実情に応じた供給の確保、過剰な供給統制の緩和による十分なワクチン供給量の確保と速やかな流通の徹底、適切な情報提供、組織培養によるワクチン製造の実現など。 季節性インフルエンザワクチンについて、常任理事・飯沼雅朗氏は「生産量が例年の8割と少ない一方、接種希望者は例年より多い」と指摘。また、新型インフルエンザワクチンの供給について、小規模の診療所に10 mLバイアルのワクチンが納入されている事態を問題視。「10mlバイアル...