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初・再診料の占める割合、病院3%、診療所18%

レポート 2009年11月16日 (月)  村山みのり(m3.com編集部)

日本医師会は、11月11日の記者会見において、診療報酬改定へ向けた初・再診料、入院料における問題点と見直しの要望等を発表した。 初・再診料については、医療機関が算定する総点数のうち、これの占める割合は病院で3.0%(200床以上の病院2.4%、200床未満の病院4.3%)、診療所で18.0%であるとのデータを示し、「特に診療所では医業収入の2割近くに達しており、これらの重みは非常に重い」と指摘。再診料を巡る議論において、病院・診療所の機能分担への十分な議論、再診料で何を評価すべきかを整理し、適切に評価すること、2010年度診療報酬改定における再診料の引き上げなどを要望した。一方で、現在中医協で議論がなされている「ドクターフィー」の導入については、「医師の能力に応じた一定の評価が必要であることは理解できるが、この評価はこれまで本格的には行われておらず、困難を極めることが予想される。現在、一国を争う医療再生の中で、医療現場に混乱をもたらしかねない新たな制度を導入することには賛成できない」として、診療報酬全体の引き上げにより、医療機関が医師を十分に評価できる経営体力を持てるようにすることを優...