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今週中に厚労・財務の政務三役に改定率を提言◆Vol.2

レポート 2009年12月1日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

民主党の議員で結成する「適切な医療費を考える議員連盟」の第3回勉強会が12月1日、開催された。会議後、記者会見した議連会長の参議院議員、桜井充氏は、「診療報酬を引き上げることで全員の意見は一致している。一番大きな理由は、それで選挙を戦ってきたからであり、約束を守らなければいけないからだ。医療費の水準は最低でもOECD平均は必要という認識。ただ、医療費増は、診療報酬だけでなく、補助金も活用して、両者をうまく組み合わせていくことを検討すべきだと考えている」と説明。 OECD平均までの引き上げは、マニフェスト通り、4年間で行う認識だという。また補助金は、救急医療など現行の補助金に加えて、雇用調整助成金などを活用し、医療クラークなどを医療機関で雇用できる仕組みを想定。補助金の活用策を打ち出すのは、「診療報酬の引き上げは、保険料や患者負担の引き上げにつながる。中小企業の経営が厳しい時勢の中でこれは厳しい」(桜井氏)との考えからだ。「雇用の拡大と、勤務医の労働条件の改善を民主党は打ち出している。雇用調整助成金の活用で、これが可能になる」と桜井氏。 次回の12月3日の勉強会で、具体的な診療報酬改定率...