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日医が政務三役を「応援」、改定の要望書提出

レポート 2009年12月2日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会は12月2日の定例記者会見で、「2010年度診療報酬改定に対する日本医師会の要望」を公表、同日付で厚生労働省の政務三役5人に提出したことを明らかにした。(1)診療報酬の大幅かつ全体的な引き上げ、(2)患者一部負担割合の引き下げ、の2点を要望する内容。12月3日に開催される社会保障審議会・医療部会でも資料として配布、意見を 述べる予定。 常務理事の中川俊男氏は、「財務省に対してがんばって交渉している、厚労所の政務三役への応援の意味合いも含めてまとめた」と説明した。長浜博行・副大臣には直接会い、それ以外は秘書等に渡したという。「長浜大臣には、努力する、と前向きに答えていただいた」(中川氏)。 要望に改定率の数字が入っていない点について、「今の状況において何%引き上げなどと求めるのは現実的ではない。2002年度以降の改定で、計7.7%引き下げられてきた。また民主党政策集INDEX2009には、総医療費対GDP比をOECD加盟国平均まで引き上げていくと記載している。その期待感を持ち、大幅な引き上げを求めていく」と中川氏は説明。 また、患者一部負担割合は、特に、義務教育修了までの外来医...