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「医療崩壊を防ぐための緊急提言」を幹事長室に提出◆Vol.4

レポート 2009年12月4日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

「適切な医療費を考える民主党議員連盟」は12月4日、小沢一郎・幹事長、高嶋良充筆頭副幹事長宛に、「医療崩壊を防ぐための緊急提言」を提出した。既報の通り、12月3日に開催された第4回勉強会で決議したもので(「3%以上の改定率、補助金等の増額要求を決議」を参照)、(1)次期診療報酬改定ではネットでプラス3%以上、(2)「緊急雇用創出事業」の中で、2000億円確保し、医療クラーク10万人分の半年分を手当て、(3)2009年度厚生労働省予算「医師等人材確保対策の推進事業」488億円を、来年度は総額1000億円に増額、(4)漢方の保険適用の維持――の4点(PDF:92KB)。 高嶋良充筆頭副幹事長(右)に提言を提出する、議連会長の桜井充氏(左)。 記者会見で会長の桜井充氏は、「我々はマニフェストで医療崩壊を防ぐと約束しているが、子供手当て、高速道路の無料化、高校授業料の無償化などが話題になる一方で、医療についての議論が全くなされていないに等しい。さらに野田佳彦・財務副大臣は、診療報酬の3%カットと言っており、多くの議員が危機感を抱いている」と議連発足の経緯を改めて説明した。「決議文を高嶋副幹事長...