日医、県・郡市医師会が有効に連携せず◆Vol.1
スペシャル企画
2009年12月11日 (金)
司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
来る2010年4月の日本医師会会長選挙への立候補を表明した、茨城県医師会長の原中勝征氏。長年の自民党支持から、世の中の風を読み、今夏の衆議院議員選挙では民主党支持に回った原中氏は、今度は日本医師会改革に乗り出す構えだ。 折りしも、公益法人制度改革が進められ、大きな岐路に立つ日本医師会。その舵を取る適任者を見極めるには、様々な角度から検証する必要がある。 “医療事故調”では全国960の郡市医師会に直接賛否を問う調査を行うなど“行動する”医師会として知られる、長崎県の諫早医師会。その会長であり、今年11月に厚生労働省の社会保障審議会医療保険部会の委員に就任したのが高原晶氏。原中氏と高原氏に、医師会の現状や今後のあるべき姿について語っていただいた(対談は2009年11月25日に実施。計9回の連載)。 原中勝征氏 1966年日本大学卒業。77年米国スローンケタリング癌研究所客員研究員、80年東大医科研内科医局長、90年東大助教授、91年医療法人杏仁会大圃病院理事長・院長。96年真壁郡市医師会副会長、98年茨城県医師会理事、2000年副会長、2004年会長。(写真:松本健太郎) ――最初に、医師...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。