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代議員制を改革、「日医会長選は全会員参加で」◆Vol.6

スペシャル企画 2009年12月25日 (金)  司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

「自分たちが会長を選んだ、と思えば、医師会の会員としての自覚が高まる」と述べ、代議員制の廃止を訴える高原晶氏。(写真:松本健太郎) 高原 ところで、代議員制度というのは、どうかならないのですか。 原中 私は「立候補にあたって」という文書の中で、「権力闘争の場を廃止し、会員の声が常に自由に届き会員とともに活動する医師会にする」と書きました。会長選挙は少なくても全会員が参加する。全員の直接選挙か、あるいは自民党の総裁選挙のように、代議員の投票と、各県に割り当てた投票数を組み合わせて実施するか。それは今後、検討が必要です。ただ、全会員が参加しなくてはダメです。 会長選挙だけでなく、運営に当たっても全員が参加することが必要です。「会長に選ばれたら、自分が決めていいんだ」という考えで、現場の医師の苦労に考えが及ばなくなったら、弱い医師会になってしまう。 日本医師会の会員の半分は勤務医であるのに、勤務医の先生方の声が出てこないのが問題。また、日本病院会、全日本病院協会などの病院団体なども、全部医師会に入ってもらう。私は「医療研究局」を作る予定です。そこに「診療所協議会」「病院協議会」などを作って、...