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『医師会が築いた医療の闇 メスを入れるのは今』への謝罪・修正を要求

レポート 2009年12月16日 (水)  村山みのり(m3.com編集部)

日本医師会副会長・宝住与一氏は、12月16日の記者会見において、JR東海のグループ会社である株式会社ウェッジの発行する月刊誌『WEDGE』2009年12月号に掲載された記事「医師会が築いた医療の闇 メスを入れるのは今」(概要は文末参照)に対し、抗議の声明を発表した。 同記事は、「医療費は「穴の開いたバケツ」状態で、そこへいくら税金を投入しても、適正な配分はあり得ない」「過剰請求の背景には、戦後60年間、医師会が自民党に取り入って守ってきた、医療界の「閉鎖性」がある」などと説き、医療情報の開示、電子カルテの推進などを求める内容。これに対し、宝住氏は、(1)記事内容の大半は歯科診療についてであり、日本医師会と日本歯科医師会を混同して「医師会」とのタイトルを用いることは多くの読者に誤った認識を与え、日医の名誉を甚だしく傷つけるものであること、(2)日医は情報公開・IT化を推進している組織であり、同会に何ら取材をすることもなく、医療情報が不透明で闇に葬られているかのような記事を掲載したことは極めて遺憾であること、(3)日医は公益法人制度改革に向け着実に準備を進めており、公益法人制度改革の意味を...