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「スーパーローテーション」研修は3割に減少

レポート 2009年12月19日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の医道審議会医師分科会医師臨床研修部会が12月18日開催され、2009年度のマッチング結果が報告されたほか、2011年度からの臨床研修について議論された。 2010年4月から開始する臨床研修では、7科必修のスーパーローテーションが見直される。研修プログラム数で見ると、「スーパーローション」は30.5%。残る69.5%は「3科のみ必修」とするなど、大半は何からかの見直しを行ったことが報告された。大学病院では「スーパーローテーション」の研修プログラムが6.4%にとどまるのに対し、臨床研修病院では39.0%に上り、両者の取り組みの相違が鮮明になった。マッチングでの内定者数でも同様の傾向が見られる(マッチングの結果は、「100%充足は13大学に増加、2009年度マッチング」を参照)。 今回の見直しでは、医師の地域格差の是正のため、都道府県別の募集定員の上限も導入された。マッチングの結果、「6都府県(東京、神奈川、愛知、京都、大阪、福岡)」と「それ以外の地域」という区分で見れば、前者は減少し後者は増加。もっとも、北海道、宮城、滋賀、島根、熊本、宮崎、沖縄でも、マッチ者数は前年度より二桁...