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「病院の収益を上げても勤務医の給料は増えない」◆Vol.7

医師調査 2010年1月7日 (木)  村山みのり(m3.com編集部)

Q.8 その他、医療分野についてのご意見、提言などをご自由にお書きください。 ・ 医師のモチベーションを上げるためには、患者・医師関係の希薄な現代では、報酬によって担保するしかないのではないかと思う。そのためには技術料の導入、自由診療のある程度の許容が将来的には必要であることを国民に説明し、そうなった一因は医療者側だけでなく患者側の問題もあることに理解を求めるべき。 ・ 過重労働などは簡単には解決せず、どうしても医療関係者の良心・信念に甘えないといけない状況がしばらく続かざるを得ないと思う。しかし、医療が萎縮せずできるだけ余裕を持って工夫していきたいと思えるように、無過失補償制度の設置や、勤務医重視の診療報酬改定などに取り組んでいただきたい。 ・ 医師不足、看護師不足、介護士不足などの問題は、病院が健全な経営のできない診療報酬の状態であることが一番の問題で、医療・介護ともに現場の疲弊した状態を知った上で、より適正な改正を望む。 ・ 介護職処遇改善のための交付金制度が設けられたが、他職(ナース、PTなど有免許職)の給与水準との兼ね合いもあり、支給に関する地域特性を考慮すべき。 ・ 開業医...