健康成人へのワクチン接種開始へ、次回出荷分から◆Vol.53
スペシャル企画
2010年1月15日 (金)
村山みのり(m3.com編集部)
1月15日午後6時から記者会見する、長妻大臣(右)と足立政務官(左)。 1月15日午後6時から、長妻昭・厚生労働大臣は記者会見を開き、新型インフルエンザワクチンの健康成人への接種を開始する方針を決定したことを発表した。同日開催された薬事・食品衛生審議会 薬事分科会において、グラクソ・スミスクライン株式会社ならびにノバルティスファーマ株式会社の新型インフルエンザワクチンの特例承認が認められ、厚労大臣が政務三役会議を踏まえこれを承認したことを受けたもの。特例承認は、薬事法の審査手続きを簡略化して承認するもので、実施されたのは初めて。この特例承認により、希望者について新型インフルエンザワクチンが不足しないこととなったため、優先接種についての方針が変更された。ワクチン接種に係る要領・要綱の変更は現在作業を進めており、15日中に新型インフルエンザ対策本部からの事務連絡として自治体へ告知する予定。 健康成人へのワクチン接種は、各都道府県において、すべての優先接種対象者グループ(高齢者まで)について接種が開始されていることを前提として、国産ワクチンの次回出荷(1月29日出荷)分から開始とする。次回出...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。