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「再診料の診療所への統一」など7項目を幹事長室に要望◆Vol.7

レポート 2010年1月20日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

民主党の「適切な医療費を考える議員連盟」は1月20日、第7回勉強会を開催、再診料の診療所への点数の統一などを盛り込んだ計7項目の要望書を取りまとめ、翌21日に民主党幹事長室に提出することを決めた。要望書と同時に、各議員による個別分野の意見も提出する。受け取るのは、高嶋良充・筆頭副幹事長となる見込み。 最終的な要望書は現在作成中だが、(1)再診料の統一(点数の引き下げはしない)、(2)外来管理加算の「5分ルール」の撤廃、(3)入院基本料の15対1の引き上げ、(4)有床診療所の点数の評価、(5)救急、産科、小児科、外科などいわゆる不採算部門の評価(公的病院以外の病院についても評価)、(6)看護師不足に考慮した入院基本料の設定、(7)医師、看護師などの事務職員の負担軽減策、の7項目だ。 (1)の再診料は、現行では診療所71点、病院60点となっているが、議連会長の桜井充氏は、「引き下げない、ということは診療所の点数に統一すること」と説明。「有床診療所の経営を危惧している。入院料の点数が低いため、外来で経営を成り立たせているのが現状。有床診は、救急の後方病院の受け皿のほか、在宅医療で果たす役割な...