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「日本医師会よ、ともに戦おう」 - 虎の門病院・小松氏

オピニオン 2010年1月28日 (木)  小松秀樹(虎の門病院泌尿器科部長)

「日本医師会の大罪」「日本医師会三分の計」など、刺激的なタイトルで雑誌やインターネット上で日本医師会に関する論評を展開する、小松秀樹氏(虎の門病院泌尿器科部長)。その小松氏が、今年1月22日に開かれた日医の「医師の団結を目指す委員会」(詳細は日医のホームページを参照)の第3回会議で講演した。 講演タイトルは、「日本医師会よ、ともに戦おう 診療報酬よりももっと重要な戦いがある」。「医師を代表する公益団体」「開業医の利益を代弁する団体」「勤務医の利益を代弁する団体」の3つに分けるべきというのが小松氏の持論だ。 日医は、公益法人改革、民主党政権の誕生などにより、大きな変革期にあり、今年4月には会長選挙を控えている。日医にとって重要な時期に講演した、小松氏の講演内容と資料をお届けする。 日本医師会、第3回「医師の団結を目指す委員会」 (2010年1月22日、講演資料はこちら:PDF244KB)。 今日の話は、「日本医師会よ、ともに戦おう」というタイトルです。ただし、診療報酬よりもっと重要な戦いがあります。キーワードは規範と実情です。 1999年、二つの事件をきっかけに医療危機が顕在化しました。...