DPC、新たな機能評価係数6項目の導入で合意

1月29日、中医協総会（資料は文末を参照）は、DPCにおける新たな機能評価係数について、6項目を導入することを決定した。この日、事務局（厚労省）は、新係数を2008年、2009年度の全DPC対象病院暫定版データに当てはめて試算したシミュレーションを提出。6つの係数のうち、地域医療、救急医療への参画に対する係数は導入が確定していなかったが、両者を含む試算、除いた試算を比較したところ、いずれの規模、種別の病院でも影響値が1％程度にとどまったことなどから、「すべてを導入しても特段の問題はない」との結論を得た。一方、個々の評価基準については、「6.地域医療指数（仮称）」においてがん医療への取り組みが提示されたことに対し、この他にも例えば都道府県の地域医療計画における4疾病と5事業、特に脳卒中などについても評価すべきとする意見などが上がり、要件を再検討することとなった。 現行の調整係数による“上積み相当部分”は、今後段階的に新たな機能評価係数に置き換えられる。この新機能評価係数に割り当てる配分総額について、事務局はシミュレーションに際し、15％、25％、35％の3通りで試算。どの割合とするかを委...