2010年改定の内容・方針、勤務医の6割が「60点超」◆Vol.1
医師調査
2010年3月4日 (木)
村山みのり(m3.com編集部)
2月12日、2010年度診療報酬改定が答申された。今回の改定は、政権交代の影響、中医協委員の交代、10年ぶりのプラス改定となったことなどを背景に、中医協における審議の過程から注目を集めた。この答申を受け、m3.com編集部は、医師会員を対象にアンケートを実施した(2月26日から3月1日にかけて実施、回答者数:503人)。質問内容は、2010年度診療報酬改定全体への評価、後発品使用促進、明細書発行義務化への賛否、手術料の評価についてなど。結果を7回に分けて紹介する。 Q.1 2010年度診療報酬改定を100点満点で評価するとしたら何点ですか Q.1-1 改定率(全体ではプラス0.19%、医科1.74%〔入院3.03%、外来0.31%〕)について 回答者のうち、勤務医の方が開業医よりも改定率への評価は高い。勤務医では「61-80点」「81-100点」との回答が45%と半数近くに達したのに対し、開業医では2割弱にとどまる。改定財源が入院医療へ重点配分されたこと、再診料・外来管理加算の議論において財源不足が大きな制約要因となったことが影響していると考えられる。 Q.1-2 改定の内容・基本方針...
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