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「継続の中での刷新」を進めるのが立候補の理由 - 日本医師会会長・唐沢祥人氏に聞く◆Vol.1

スペシャル企画 2010年3月5日 (金)  聞き手・橋本佳子(m3.com編集長)

「医療再生は道半ばも行かず、“糸口”がようやく見えてきた程度。ただ方向性は示せたので、それを具体化するために、私が継続することが第一」。日本医師会会長の唐沢祥人氏は、3期目を目指し、日医会長選挙への立候補を表明した理由をこう説明する。「今の閉塞感を打破するには、若い医師が意見を言えるシステムが必要」と話す唐沢氏は、日医と日本医師連盟、代議員制など、日医の組織改革に意欲を見せる。 唐沢氏に、2期4年間の取り組みの総括とともに、3期目への意気込みなどをお聞きした(2010年3月2日にインタビュー。計3回の連載)。 唐沢祥人氏は、「新政権になっても、日本の政治の枠組みは変わっていない」と指摘する。 ――昨日(3月1日)、日医会長選挙が公示されました。既に届け出をされたのでしょうか。 もう届け出をしたようなものですが、書類を書いて判子を押して提出したわけではありません。 ――いつごろ届け出る予定でしょうか。 早い方がいいとは思っています。早く出さないと、「(出馬を)やめるのか」と言われかねないので。 ――日医会長として現職の仕事を続けながらの選挙活動ですが、どんな形で展開されるのですか。 今の...