日本医師会と日本医師連盟は分離 - 日本医師会会長・唐沢祥人氏に聞く◆Vol.3
スペシャル企画
2010年3月17日 (水)
聞き手・橋本佳子(m3.com編集長)
唐沢祥人氏は、「学術専門団体である日本医師会が、政治団体を持ち、献金をすることは、国民の皆さんが許さないと思う」と話す。 ――日医の組織については、キャビネット制と並んで、代議員制のあり方も議論になるところです。代議員制はどうされるのでしょうか。 代議員には、地区で功成り名を遂げた方が、名誉職、勲章として務めておられる方がいらっしゃるのも確かです。ですがやはり、日本医師会や日本の医療、国民の皆さんの思い、こうしたことをすべて考えて選ぶという新しい代議員の姿を求めたいですね。 年配の方だけでなく、若い方、女性にも参加していただく。また医師の団体ですから、大学教授、研究者なども含めて、あらゆる分野の方に加わっていただく。「医師会活動なんて」と横を向かれそうですが、「国民の医療のためなのだから、お知恵を貸してください」ということ。理想的な話で、急には無理でしょうが、こうした環境にもっていきたいですね。 ――代議員のあり方は、日医会長選挙の方法ともつながっています。この辺りはどうなりますか。 はい、関連しています。それで若い先生方が閉塞感を持たれる。あるいは勤務医の先生には、「日本医師会は、俺...
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