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小児・心肺停止状態の救急搬送患者への死亡時画像診断を提言--日医

レポート 2010年3月18日 (木)  村山みのり(m3.com編集部)

◆小児・心肺停止状態で救急搬送された患者への死亡時画像診断実施を提言 担当常任理事:今村聡氏 日本医師会「医療・医学における死亡時画像診断(Ai)活用に関する検討委員会」は、小児ならびに心肺停止状態で救急搬送された患者への死亡時画像病理診断(Ai=Autopsy imaging)実施ならびにこれに関する費用の国庫拠出を提言する答申書を取りまとめ、3月17日の記者会見で発表した。(『医療・医学における死亡時画像診断(Ai)の活用について』〔PDF:747KB〕) 同委員会は、答申書において、死因の究明は人間の基本的な権利として尊重されなければならず、また医師は自らの行った医療行為が妥当であったか否かを医療者として知りたいと望む一方、わが国においては死因究明制度の整備が不十分であると指摘。解剖の実施について、2007年の死亡総数約110万体のうち、把握されている解剖数は3万1522件、解剖率は約2.8%であり、(1)司法解剖:2009年の実施件数は6569件、警察庁の取扱死体数における司法解剖率は4.1%で近年増加傾向にある、(2)行政解剖:2009年の行政解剖数は、監察医制度のある地域が...