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答申後初の中医協開催、今後の調査検証項目を提示

レポート 2010年3月31日 (水)  村山みのり(m3.com編集部)

3月31日、中医協総会と診療報酬改定結果検証部会が開催された。2010年度改定の答申後、初めての開催。総会では4月16日収載予定の新医薬品、当該医薬品の一部におけるDPCでの出来高算定、先進医療専門家会議における経カテーテル大動脈弁留置術について報告が行われ、いずれも了承された。 検証部会では、前部会長の退任に伴い、牛丸聡・早稲田大学政治経済学術院教授が新たな部会長に選任された。牛丸氏は、「中医協ではエビデンスが重視され、検証部会が果たす役割は極めて重要。より良い検証に向けて、責任を果たしていきたい」と挨拶した。 この日の議論では、今後の検証方針・テーマ等についてのディスカッションが行われた。2月12日の中医協が提出した答申の付帯意見に基づく調査項目(「今後の検証が必要」とされたもの)は以下の通り。 1.重点課題 (1) 救急、産科、小児、外科等の医療の再建 ○新生児集中治療や小児救急医療の評価、急性期後の受け皿としての後方病床機能の評価など、救急医療の充実・強化のための見直しの影響 (2) 病院勤務医の負担の軽減(医療従事者の増員に努める医療機関への支援) ○病院勤務医の負担の軽減及...