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厚労省「新型インフルエンザ(A/H1N1)対策総括会議」が初会合◆Vol.56

スペシャル企画 2010年4月1日 (木)  村山みのり(m3.com編集部)

3月31日、厚生労働省・新型インフルエンザ対策推進本部は、「新型インフルエンザ(A/H1N1)対策総括会議」(座長:金澤一郎・日本学術会議会長)の初会合を開催した。冒頭、正林督章・厚労省新型インフルエンザ対策推進室長は、会議の目的を「A/H1N1の再流行やH5N1流行、将来のパンデミックなどへの対応に今回の経験を活かせるよう、経緯・課題を総括すること」と説明。今後、「広報」「公衆衛生・サーベイランス・水際対策」「医療提供体制」「ワクチン」などテーマごとに関係者からのヒアリングを行いながら、月2-3回のペースで会議を行い、今年6月中に報告書を取りまとめる予定。 「新型インフル対策の目標は5つ」と厚労省 初回となる31日の会議は、2009年4月以降の新型インフルエンザへの対策について、検討・対策実施の具体的な内容と日程等の事実関係を確認。事務局(厚労省)は、新型インフルエンザ対策の目標は、(1)感染拡大のタイミングを可能な限り遅らせ、その間に医療体制やワクチンの接種体制の整備を図る、(2)感染のピークを可能な限り低く抑える、(3)国民生活や経済への影響を最小限にする、(4)基礎疾患を有する...