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日医新会長に原中氏に当選も、「ねじれ執行部」に

スペシャル企画 2010年4月1日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

4月1日の日本医師会代議員会で役員選挙が行われ、新会長に原中勝征・茨城県医師会長が就任することが決定した。原中氏は有効代議員総数356人のうち、131人の票を獲得、2位の森洋一・京都府医師会長は118票、3位の現職候補の唐沢祥人氏は107票という結果だった。 もっとも、副会長には、中川俊男氏(北海道医師会、前日医常任理事)、横倉義武氏(福岡県医師会長)、羽生田俊氏(群馬県医師会、前日医常任理事)の3人が当選。中川氏と横倉氏は、唐沢氏と森氏の推薦候補だった一方、原中氏推薦の副会長候補者は3人とも落選した。なお、羽生田氏の推薦者はなかった。 常任理事10人中、原中氏が推薦したのは6人。原中氏は「誰が副会長になろうとも協力していただける」としつつ、「多くの代議員は、会長が働きやすくなる副会長を選ぶと期待している」と述べていた(「会長候補4人、副会長候補8人が届け出、立候補者を締め切り」を参照)。自らの推薦候補者の当選が少数にとどまったことで、原中氏は難しい舵取りを強いられる場面も想定される。 会長、副会長、常任理事の選挙の結...