「開かれた医師会を目指す」、原中氏が当選後初の記者会見

4月1日の選挙で当選した日本医師会会長の原中勝征氏（茨城県医師会長）と、中川俊男氏、横倉義武氏、羽生田俊氏の3氏は同日夕方、記者会見を開催した。 原中氏は、「国民に開かれた医師会」を目指すことを強調し、医師会変革の必要性を強調した。「日医には、一生懸命努力している会員に目を向けてこなかった反省があり、こうした先生方に目を向けると同時に、マスコミなどで日医の活動を報道してもらい、国民からも意見を聞いていく」（原中氏）。 さらに、3人の副会長はいずれも原中氏推薦候補でないことへの質問に対しては、「私たちは皆大人であり、選挙が終われば、次にやることは国民のための医療を考えること」と回答。残る3氏も、原中氏の下で全力を尽くして取り組みとした。 日本医師連盟が既に、今夏の参議院議員選挙で、西島英利・参議院議員の団体推薦を機関決定していることについて、「日医連の推薦者は自分たちの意思で決定する。ただ定款に政権与党と一緒に医療政策に取り組むとあるので、政権が変わったところで、対処の仕方も変わることはある。近々日医連の総会を開催し、再度討議していく」と述べ、機関決定の変更はあり得るとした。 4月1日の...