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「ねじれ執行部」は「開かれた医師会」で解決を

スペシャル企画 2010年4月2日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

「医療は、安心・安全の根幹であり、私は国民の医療のために、民主党に現場から声を上げていく。開かれた医師会、また会員の一人ひとりが自分たちのための医師会だと思える医師会を目指し、日本医師会の再生を目指す」 4月1日の夜、都内のホテルで開かれた選挙報告を兼ねた祝賀会で、日本医師会会長に就任した原中勝征氏はこう抱負を述べつつ、「大変つらい選挙だった。私が推薦した3人の副会長候補が落選したのは、今の日医の姿が現れた結果だろう」と語った。 副会長に当選したのは、中川俊男氏(北海道)、横倉義武氏(福岡県)、羽生田俊氏(群馬県)の3氏(『日医新会長に原中氏に当選も、「ねじれ執行部」に』を参照)。中川氏と横倉氏は、現職候補だった唐沢祥人・前日本医師会長、森洋一・京都府医師会長がともに推薦した候補だ。 原中氏は、「今の日医の姿」の詳細には触れなかったものの、唐沢氏と森氏の副会長候補推薦者が3人とも一致したこと、さらにはうち2人が当選したことに、自らの会長当選を手放しで喜べない、複雑な思いを抱いていたことが伺える。 原中勝征氏の祝賀会には、副会長3人も駆けつけた。 記者会見では「団結」を強調したが… 祝賀...