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時間なく力及ばず、「2年後」は基本的にない- 森洋一・京都府医師会長に聞く◆Vol.1

スペシャル企画 2010年4月13日 (火)  聞き手・橋本佳子(m3.com編集長)

4月1日の日本医師会会長選挙で、原中勝征会長の131票に対し、118票を獲得しつつも敗れた京都府医師会長の森洋一氏。「政権に左右されない日本医師会」を訴えて選挙を戦い、その考えは徐々には理解を得たものの、「時間が足りなかった」(森氏)という。 森氏は、「医療は地域主権の時代」であるとし、今後は地元京都で改革に取り組むとともに、医療政策について中央に提言していくという。選挙戦を終えた今の心境や原中新体制への要望などを語っていただいた(2010年4月9日にインタビュー)。 「選挙には負けたが、私が言ってきたことが、多くの方に受け入れられるようになった」と振り返る森洋一氏。 ――会長選挙が終わり、1週間余りが経過しました。 応援してくださった関係者の皆様には、直接お会いしたり、電話あるいは手紙でお礼を申し上げたりしているところです。 ――手紙には何を書かれたのでしょうか。 ご支援をいただいたにもかかわらず、「力及ばず」でご迷惑をおかけしました、ということです。また、京都府医師会としては、日本の医療のためにこれからも政策提言をしていくこと、日本医師会に協力できることがあれば協力させていただくこ...