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「闘う日本医師会を目指す」、日医・原中氏が会長所信

レポート 2010年4月14日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の原中勝征氏は4月13日の定例記者会見で、「会長所信」を公表した。4月2日の定例代議員大会でも挨拶したものの、後日改めて所信を表明するとしていた(『原中氏の会長挨拶、「日医のあり方、内部組織の再考が重要」』を参照)。 原中会長は、「これまでは、『おとなしい』医師会だった。しかし、国民の生活・健康を守るために、日本医師会が闘うには、日本医師会を改革し、国民に信頼される医師会になることが必要」と強調した。 「闘う日本医師会」に向けて、日医という組織そのものを改革するため、諮問委員会を設置するとともに、直接選挙による会長選挙の是非を検討するため、独立した委員会を設置し、徹底した議論を行うとした。「直接選挙は次回の選挙から導入するのか」という記者からの質問に対し、「検討委員会の進行によるが、できればそうしたい」と原中会長は回答した。 さらに、医師が一致団結した行動を行うため、日医のホームページに、会員からの意見・要望を入力できる仕組みを設け、原中会長自身が傾聴するとした。各方面と協議し、意見を集約して協調して行動するため、「診療所連絡協議会」「病院連絡協議会」の設置も検討する。 ...