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「混合診療、医療ツーリズム、外国人医師の診療」に日医反対

レポート 2010年4月15日 (木)  村山みのり(m3.com編集部)

4月14日、日本医師会は定例記者会見において、原中勝征会長の率いる新執行部としての現政権の最近の医療政策への見解を発表した。中心となったのは行政刷新会議の規制・制度改革に関する分科会による検討テーマ。現在、同会議はライフ・イノベーションワーキンググループで医療分野についての協議を行っており、6月をめどに方針の取りまとめ・報告を予定している。日医は、「現政権は、混合診療の見直し、医療ツーリズム、外国人医師の診療等の規制改革を検討する方針。また、統合医療や医学部の新設にも前向きだ」と問題視し、今後、政府与党へ見直しを求める働きかけを強めていく考え。 2009年12月に閣議決定された「新成長戦略(基本方針)」では、医療についてはライフ・イノベーションによる健康大国戦略が示され、2020年までの目標として「医療・介護・健康関連サービスの需要に見合った産業育成と雇用の創出、新規市場約45兆円、新規雇用約280万人」が提示されている。また、この発表時に鳩山首相は「小泉内閣が中心になってもてはやした市場原理主義は、日本の活力にはつながらなかった」と述べたが、中川俊男・副会長は「今回の『新成長戦略』も...