1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 急性期医療主体病院では3%超の増加、板橋中央総合病院グループ

急性期医療主体病院では3%超の増加、板橋中央総合病院グループ

スペシャル企画 2010年4月22日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

「マイナス改定が続いており、過去4回の改定では、高い基準の入院基本料を算定する程度しか増点要因が見当たらなかったが、今回は10年ぶりのネットでプラス改定となり、単純な点数の置き換えだけでも医業収入は増収。特に急性期医療主体の病院では、1.0~2.6%のプラス、さらに各種加算の算定で1%前後の上積みになると見込んでいる」 こう語るのは、イムスグループ板橋中央総合病院(東京都板橋区)本部事務局経営戦略室事務長の大竹秀樹氏だ。同グループは、東京および関東を中心に、急性期医療を担う病院から、療養型病床、介護老人保健施設など、医療・介護にわたる施設・在宅サービスを幅広く展開している。 同グループが運営する、病院32施設と主要な診療所4施設について、病院の機能別に診療報酬改定の影響度を見たのが、表1。2009年11月、または12月の1カ月分のレセプトを新点数に置き換えてシュミレーションした結果だ(回復期リハビリテーション病棟を持つ病院については、7月から「リハビリテーション充実加算」を見込んで試算)。新点数や各種加算を算定は見込んでいない。 今改定では、入院医療、特に急性期医療が手厚く評価されたの...