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予防接種法の対象疾病拡大へ向け情報収集開始◆Vol.6

レポート 2010年4月26日 (月)  村山みのり(m3.com編集部)

厚生労働省の第7回厚生科学審議会・感染症分科会・予防接種部会が4月21日開催され、今後、予防接種法の対象とする疾病・ワクチンについて、対象疾病の特性、日本における疫学状況、予防接種の目的と導入により期待される効果、ワクチン製剤の現状と安全性について5月末をめどに情報の収集・整理を行うことを決定した。 会議の冒頭、足立信也・厚生労働大臣政務官は、「先週、予防接種部会で議論いただいた予防接種法の改正案が参議院本会議を通過した。参議院本会議では、予防接種法の抜本改正について、議員からも多くの発言があった。今回、改正案により、まず第一段階として穴を埋め、対策本部として対策を取り得るカテゴリーを設けた。この後に抜本改正が控えており、これからが第二ラウンドの始まり。議員も国民も大変期待している。3月に、『新型インフルエンザ(H1N1)対策総括会議』が設置された。ワクチンなど、共通する部分については、この検証会議の議論を部会にも反映させていく方針。両会議を車の両輪と捉え、検証しつつ、今後何が必要かを考えていきたい」と挨拶を述べた。 予防接種法の対象の検討にあたり、情報収集・整理の対象となる疾病は、W...