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診療所は「収益減少」が約半数、2010年度改定◆Vol.1

医師調査 2010年5月17日 (月)  村山みのり(m3.com編集部)

2010年度の診療報酬改定後、4月のレセプト提出も終わり、その影響度が明らかになってきた。今回の改定は、再診料の引き下げ、外来管理加算の算定要件の見直し、地域医療貢献加算の新設など、診療所にとって重要な項目の変更を含む内容だった。そこで、m3.comは、開業医の医師会員を対象にアンケートを実施した(5月12日-13日実施、有効回答者数:300人)。質問内容は、2010年度改定が診療所の業務や収益にどの程度影響を与えているのか、またそれらへの対応など。調査結果と自由意見を合わせて、計6回に分けて紹介する。 Q.1 2010年度診療報酬改定により、4月の収益は前年同月に比べてどう変わりましたか 「減少した」とする回答が、47.0%(1-3%未満、3-5%未満、5%以上の減少の合計)と全体の半数近くを占める。一方で、「増加した」とする回答者は15.7%(1%-5%以上の増加の合計)、「ほぼ同じ」とする回答が37.7%だった。 Q.2 2010年度診療報酬改定内容のうち、収益に最も影響を与えているものは何ですか(複数回答) 最も回答が多かったのは「再診料の引き下げ」で、回答者の76.6%がこれ...