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診療側が次回改定へ向けた検討課題・調査事項を提案

レポート 2010年5月27日 (木)  村山みのり(m3.com編集部)

5月26日、中医協総会において、診療側委員は「中医協答申(平成22年2月12日)附帯意見に基づく次回診療報酬改定に向けた今後の検討課題に関する提案」を提出した。附帯意見において2012年度改定に向け検討するとされた項目について、具体的な問題点・課題や、そのために実施すべき調査を整理したもの(提案事項は文末を参照。資料はこちら〔PDF:61KB〕)。診療側委員は、2月の答申後の記者会見において、次回改定の議論に際しては、事務局(厚労省)の提示する議題・資料のみに沿って議論するのではなく、診療側委員が医療現場の実情に基づいた議題・検討の提案を行っていく考えを示していた(医療維新『「「非常に悲しい協議会、次は現場発のエビデンスで議論」』参照)。 なお、これらの提案事項は現時点での主なものであり、今後の議論の過程で、提案の具体化や追加提案等を随時行うとしている。邉見公雄・全国公私病院連盟副会長は、現段階で提示を行った理由について、「概算要求の時期なので、中医協はデータが必要だと主張している、と表明することにより、厚労省を応援したい。現政権もエビデンスに基づいた政策を行いたいと言っている」と説明...