改定結果検証の調査項目を決定、救急医療・明細書発行など

6月2日、中医協総会は、診療報酬改定結果検証部会による今年度の調査実施案を了承した。実施する調査は、(1)救急医療等の充実・強化のための見直しの影響調査、(2)外来管理加算の要件見直し及び地域医療貢献加算創設の影響調査、(3)歯科技工加算創設の影響調査、(4)後発医薬品の使用状況調査、(5)明細書発行原則義務化後の実施状況調査、の5項目。いずれも7-8月に調査機関を選定し、2011年2-3月に調査結果の取りまとめを行う。 (1)救急医療等の充実・強化のための見直しの影響調査は、2010年度改定における新生児集中治療や小児救急医療の評価、急性期後の受け皿としての後方病床機能の評価などが、救急医療等の充実・強化に与えた影響の把握を目的とする。これらに関連した入院料等を算定する医療機関における診療体制や診療内容、患者の状況、他の医療機関との連携状況などについて調査する。 (2)の外来管理加算の要件見直しについては、外来診療の状況（患者数、主な診療内容等）と外来管理加算についての医師...