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診療所はプラス改定、マイナス改定がほぼ半々

スペシャル企画 2010年6月8日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

全国保険医団体連合会は、2010年4月の診療報酬改定の診療所への影響度を調査した結果を6月8日まとめた。それによると、レセプト1件当たりの「再診料区分」に限って見ると、マイナス改定が22施設、プラス改定が21施設でほぼ半々であることが分かった(「再診料区分」のデータはこちら。調査結果は保団連のホームページに掲載)。「再診料区分」とは、再診料や外来管理料、地域医療貢献加算のほか、各種時間外加算の合計。 プラス改定になったのは、外来管理加算や生活習慣病管理料の算定回数が増えた施設など。外来管理加算の算定要件は見直され、「5分ルール」が廃止され、その代わりに「未受診投薬要請時には算定不可」とされた。外来管理加算の算定回数が「20%以上増加」という施設が7.5%あった一方、減少した施設も50%に上るなど施設により影響が分かれた。 さらに、レセプト1件当たりの「初再診料+医学管理料」で見た場合、マイナス改定13施設、プラス改定30施設となる。医学管理料の一つである生活習慣病管理料の算定要件が見直され、75歳以上でも算定できるようになったことが、プラス要因と見られる。ただ、検査や投薬等も含めたレセ...