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病院の4月収益、半数弱は前年同月比「増加」◆Vol.3

医師調査 2010年7月6日 (火)  村山みのり(m3.com編集部)

Q.3 2010年度診療報酬改定により、貴院の4月分の収益は前年同月に比べてどのように変化しましたか。 4月分収益の前年同月との比較については、全体では「増加した」が最も多く、44.1%。「ほぼ変わらない」は36.9%で、回答者の8割の病院では4月分収益が従来と同等または増加している。入院・外来別に見ると、入院では「増加」が40.3%、「減少」が13.9%であるのに対し、外来では「増加した」は23.1%と割合が低く、「減少」は20.0%だった。 病院の4月収益には増加傾向が見られた一方、今年度、勤務医の基本給を上げた病院は17.3%、医師に対し法律で定められたもの以外の手当を支給し、かつ今年度からそれらの手当の種類増または単価引き上げを行った病院は全体の13%程度にとどまっている(Vol.1、Vol.2参照)。なお、回答者からは、「この調査の時期が尚早。4月から本当に診療報酬が改定通りに増加するかしばらく経過を見てから、どの程度医師に還元するか検討することにしている。まず、黒字を継続することが前提となるからである」との意見も寄せられた。 【掲載スケジュール】 Vol.1◆「勤務医の基本...