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「研修達成度」「キャリア、地域医療への影響」評価が焦点

レポート 2010年7月8日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の医道審議会医師分科会医師臨床研修部会が7月7日開催され、5年後をメドに予定されている臨床研修制度の次回の見直しについてスケジュールを固めた。同制度は2004年にスタート、おおむね5年ごとに制度改正するとされ、2010年募集分(2011年4月の研修開始分)から見直しが行われた(『臨床研修制度改正案に470件のパブコメ』を参照)。 今後、本部会とは別に今年10月ごろにワーキング・グループを設置、臨床研修の実施状況や地域医療への影響などの実態把握、論点整理を約2年かけて実施。その結果を2013年中に医師臨床研修部会に報告、同部会で約1年議論し、制度の見直しを行う。2014年4月以降、新たな制度下で研修医を募集、2015年4月から新制度での研修を開始する。 ワーキング・グループは10人程度で組織、(1)制度の運用状況に関する評価、(2)制度の導入による影響に関する評価、(3)関連する医学教育の実施状況の把握、(4)制度そのものに対する評価、という視点について、「医師・歯科医師・薬剤師調査」をはじめ既存の各種調査の活用、研修医や指導医への調査、さらには臨床研修病院への訪問調査などの実...