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昨年度インフルワクチン、8月後半から返品開始予定

レポート 2010年8月4日 (水)  村山みのり(m3.com編集部)

8月4日、日本医師会は、定例記者会見において、2日の衆議院本会議で長妻昭・厚生労働大臣が新型インフルエンザワクチンの在庫問題について、「メーカーが買い戻すことで解決する」との答弁をしたことについて、「満足できる解決。都道府県医師会・郡市医師会が、都道府県・市町村に強く働きかけてきた結果。厚労省担当者・関係者、メーカー・販社・卸の理解・協力・努力に深く感謝する」との見解を発表した。 保坂シゲリ・常任理事 保坂シゲリ・感染症対策担当常任理事によると、日医には8月2日の衆議院本会議直後に厚労省から連絡があり、今後の具体的な返品方法等については、日医と協議をしながら、現場でスムーズに実施できる仕組みを整える予定とのこと。保坂氏は、「8月後半から返品を開始し、9月から新たな今年度分ワクチンの入荷が始まる前までに決着させる見込み」と説明した。 「この問題が解決することで、今期のインフルエンザ、今後起こり得る新たな感染症と対決するために、新たなスタートが切れた。現在、予防接種の見直しについて検討が行われ、またガイドライン・行動計画の策定について専門家会議が開かれる予定であり、感染症対策は重要な局面を...