外来管理加算の算定回数は4.2％増、日医レセプト調査

日本医師会は、8月11日の定例記者会見で、2010年4-6月分レセプト調査（回答医療機関：病院182施設、診療所1858施設）の最終結果を報告した（資料は日医ホームページ参照〔PDF:96KB〕）。それによると、外来管理加算算定回数の増加率は、前年同期比＋4.2％で、当初厚生労働省が見込んでいた＋6％弱を下回った。また、地域医療貢献加算の届出状況は、全体では29.2％、有床診療所では特に届出率が高く、無床診療所では外科が56.3％で最多、精神科では届出はなかった（外来管理加算・地域医療貢献加算調査の有効回答医療機関：病院79施設、診療所749施設）。 外来管理加算について、「5分要件」の撤廃・未受診投薬が認められないことの明文化により見込まれていた算定点数の増加は＋6％弱（約120億円）。しかし、日医調査では、診療所は＋3.7％、病院では＋6.4％、全体では＋4.2の増加との結果だった。診療所について診療科別に見ると、耳鼻咽喉科＋54.3％、皮膚科＋43.9％、脳神経外科＋21.8％での増加が目立つ。ただし、他の診療科は1-9％と1割以下の増加にとどまった上、精神科-8.6％と眼科-3...