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悪い点なければ正々堂々と指導を受けてほしい - 厚労省保険局医療指導管理官・向本時夫氏に聞く◆Vol.4

インタビュー 2010年8月19日 (木)  聞き手・橋本佳子(m3.com編集長)

――個別指導の実務的なことについて、お聞きします。個別指導では録音が可能なのでしょうか。 「ノー」とは言っていません。ただ、指導を受ける側が録音するのであれば、我々も同じように録音させていただくことになります。「言った」「言わない」の世界になりますから。ただ、指導の場で本当にそこまで必要なのでしょうか。監査は別ですが。 ――監査の場合も録音は可能でしょうか。 監査でも、「ノー」とは言っていません。 ――個別指導の日程変更は可能でしょうか。 例えば、学会があり、そこで座長を務めたり、発表する日と重なっているなど、合理的な理由があれば変更は可能です。 ――立会人以外に、指導を受ける医師が、自院のスタッフ以外の人、例えば知り合いの医師や弁護士などに同行してもらうことは可能でしょうか。 基本的には、「ノー」です。なぜかと言えば、指導・監査は、大局的なことを聞くわけではなく、その医療機関の医療行為、診療報酬請求について聞く場です。第三者が入って答えることができるでしょうか。それも患者さん個人の話です。データは個人情報です。ただし、医療機関が代理人届を提出し、弁護士の帯同を求める場合、これは拒否で...