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医師不足対策として「地域医療支援センター」を全県設置

レポート 2010年8月27日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は8月26日、2011年度予算概算要求をまとめた。一般会計の予算要求額は前年度比4.5%増の28兆7954億円。 医療分野の新規事業では、「地域医療の確保事業」(62億円)を要求、(1)「地域医療支援センター(仮称)」を全都道府県に整備(17億円)、(2)臨床研修の指導体制の充実(29億円)、(3)チーム医療の総合的な推進(16億円)――に取り組む。 また、6月にまとめた政府の新成長戦略(『「新規の市場約50兆円、雇用284万人」、医療・介護・健康で創出』を参照)を反映する形で、「ライフ・イノベーションプロジェクト」(233億円)として研究開発促進関連に手厚く予算配分されたのが特徴だ。内訳は、(1)世界に先駆けた革新的新薬・医療機器創出のための臨床試験拠点の整備事業(51億円)、(2)難病・がん等の疾患分野の医療の実用化研究事業(95億円、うち26億円は(3)と重複計上)、(3)日本発のがんワクチン療法による革新的がん治療開発戦略事業(30億円)、(4)先端医療技術等の開発・研究推進事業(国立高度専門医療研究センター)(70億円、4億円は(3)と重複計上)、(5)医療情報デー...