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問題続いた東京医大、改革に向け「再生委員会」発足

レポート 2010年9月9日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

東京医科大学は9月9日、学外の有識者による「再生委員会」の第1回会議を開催した。委員長は、高久史麿・自治医科大学学長で、計7人のメンバーから成る(文末参照)。 同大では、八王子医療センターでの生体肝移植問題(同センターのホームページを参照)、茨城医療センターの診療報酬の不正請求問題のほか、2006年から2年間、理事会と教授会の対立により学長が不在になるなど、問題が相次いだため、第三者委員会を設置。7月に、「東京医科大学をめぐる諸問題の調査検討結果及び提言」を公表した(『「不祥事多発は、内部対立、講座制が原因」、東京医大』を参照。報告書は同大のホームページPDF:970KBに掲載)。 この中で、改革を進めるために提言されたのが、「再生委員会」の設置だ。9日の会議では、今後の進め方について議論され、第三者委員会の提言を基本とし、課題解決の方向付けや、短・中・長期的にどう実施していくか、その優先順位付けを行うことなどが確認されたという。 さらに、既に8月31日に設置された、「再生プロジェクトチーム委員会」の進捗状況も報告された。同委員会も第三者委員会で提言されたもので、主に学内者で構成、外部...