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医師の方が「看護師の業務拡大」に積極的◆Vol.4

レポート 2010年9月27日 (月)  橋本佳子(m3.com編集部)

「『現状で看護師が実施』と回答した割合は、全体的に看護師の方が高かった。今後については、医師、看護師ともに、看護師への業務拡大を求める項目は結構一致しており、医師の方が業務拡大を望んでいることが伺えた」 チーム医療推進のための看護業務検討WGは、月2~3回のペースで会議を開き、今年末をめどに取りまとめを行う予定。 厚生労働省の「チーム医療推進会議」の「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ(WG)」(座長:有賀徹・昭和大学救急医学教授)の第3回会議が9月27日開催され、2010年度厚生労働科学特別研究事業「看護業務実態調査」の結果概要が公表され、その全般的傾向について、主任研究者である防衛医科大学校心臓血管外科教授の前原正明氏はこう説明した(資料は厚労省のホームページに掲載)。同調査は、「特定看護師(仮称)」の創設、さらにはチーム医療のあり方を検討するのが目的だ。 調査は7月28日から9月10日にかけて実施、特定機能病院や一般病院、診療所に勤務する勤務する医師、看護師、計8104人から有効回答を得た(医師2420人、看護師5684人)。回答率は16.9%と必ずしも高くはな...