メディアが我々の変化に対応できなかった - 前厚生労働大臣政務官・足立信也氏に聞く◆Vol.1
インタビュー
2010年10月20日 (水)
聞き手・橋本佳子(m3.com編集長)
2009年9月の政権交代で、厚生労働大臣政務官に就任し、医療分野の指揮を取ってきたのが、参議院議員の足立信也氏。新型インフルエンザ対策をはじめ、矢継ぎ早に対応を迫られる問題を抱える一方で、マニフェストに盛り込まれた施策を実行に移すという舵取りを進めてきた。「マニフェスト実行の種はまき、既に芽が出つつある」と足立氏。 今年9月の菅改造内閣で政務官を退任し、現在は民主党の厚生労働部門会議の副座長などの立場で、党側から政策立案に取り組む足立氏に、政務官としての1年を振り返っていただくとともに、今後の展望などについてお聞きした(2010年10月14日にインタビュー。計5回の連載)。 ――政務官として務められた1年間の感想などをお聞きしたいのですが、9月22日に厚労省の退任会見で、記者クラブに対して、「メディアの果たす役割は大きい」「皆様方の感想というものがあるでしょうが、事実は何かを問いながら、正確な報道に携わっていただきたい」とおっしゃっています(足立氏のホームページを参照)。この辺りは、特に苦労された点でしょうか。 長妻さん(長妻・前厚労相)がその後、慰労会をやってくださったので、そこで話...
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